「ハシ様」橋幸夫!新曲「盆ダンス」振付け!生披露
「歌手生活45周年」を迎えた!歌手「橋幸夫」61歳!…
新曲「盆ダンス」の記念イベントで…バックダンサーを
従えて華麗な「ダンス」をファンに初めて「生披露」!
「マツケン」との「ダンス共演」にも「前向き」だとか?
【巻き起こす“ハシ様”ブーム…新曲「盆ダンス」披露】(サンスポ.com)
愚図愚図と酔いしれて…【094】
新学期早々、勲を待ち受けていたのは〝人種差別〟だった。蟻を可愛がっていた石原が昼休み、勲の教室にやって来た。「藤田、一寸、顔貸してくれるか?」「おお、石原やないか。顔貸せて、お前えらい偉そうな事いうやないか」「……何でもええから、体育館の裏まで来てくれや…」「体育館の裏で、立ち小便でもするんか?」「……何でもええから俺に付いてきてくれや…」
二階の教室を出て、勲は石原の小さな背中の後を歩く。「石原、お前何組になったんや?」「…い、一組や…そ、それと、俺、石原違う、浦添や……」「浦添?お前何いうてんねん、石原やないか!」「…苗字、変えたんや」「アホか!そんな簡単に苗字、変えれるかぁ」「……」
一階に下り、校舎と体育館の渡り廊下を進み、体育館の裏に回る。そこには、見知らぬ二人の生徒が待ち構えている。石原、いや、浦添が小走りに二人の傍に、立つ。
「こ、こいつや!」浦添が、からのデカイ方の生徒に、注進する。「お前が藤田か?わしは二年の水原や。浦添から聞いたけど、お前、こいつを小学校の時、可愛がってくれたらしいなあ」「……」勲には、何の事か意味が分からない。「こいつ、俺の弟分や、この中学ではお前の思うように、デカイ面させへんぞ!」「デカイ面て俺、そんなこと何も考えてない…」「その口答えが、デカイ言うんじゃ!」隣のキュウリみたいな生徒が、凄む。「……藤田、分かったか?俺にはこういうバックが、付いてるんや!」浦添が、ほくそ笑む。デカイ方が言う「俺らはなあ、朝鮮人や!よう覚えとけ!」
まだ勲には、事の成り行きが理解出来ない。
「朝鮮人が、どうしたて?」「…お、お前、六年の夏休みにうちの家来て、蟻の巣見たやろ?」「ああ…」「その時、お前、俺のこと『アホな奴っちゃなぁ』言うたやろ?」「……言うたけど、それはやなあ」「お前、朝鮮人、差別してるやろ?」デカイ方が、呟く。「俺、そんなこと考えた事、いっぺんも無い!」「口答えすな!今後、差別したら承知せんど!」キュウリが、わめく。傍で浦添が勝ち誇ったように、微笑む。


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