つんく作曲&塩川正十郎・作詞「かわち野高校」校歌
前財務相「塩川正十郎」氏が作詞!「つんく♂」作曲の
大阪府立「かわち野高校」校歌が「入学式」で初披露!
「東大阪市」の「盾津高校」と「加納高校」が統合して
昨年4月開校!同市出身の二人に「校歌制作」を依頼!
【塩爺作詞、つんく作曲-地元・東大阪の高校に校歌】(サンスポ.com)
愚図愚図と酔いしれて…【093】
バシッ!「勲、ええ加減にしとけ!お母ちゃんがお前を憎い訳ないやろ!」高校一年になっている兄が、勲の頬を打つ。「何で兄ぃちゃんまで、ぼくを叩くんや!皆嫌いや!」
悔しかった、切なかった、寂しかった…
勲は、工場の二階の倉庫に逃避した。四十ワットの裸電球の薄明かりが、一層、勲を孤独にした。膝小僧を抱えて、頭をうな垂れて勲は、しくしく泣いた。「東京へ行く前の晩、お母ちゃんは、お風呂で言うたやん―『あんなあ勲、お前はおとんぼやさかいに、お母ちゃんやお父ちゃんと一緒に居てる時間が一番短いんやで』『お母ちゃんは、お前より先に死ぬやろ』『そやから、お前はお母ちゃんに甘えてええんやで…』―そやのに、いっつもぼくの事、怒る…ぼく、そんな悪い子ぉなんやろか…ぼくは、お母ちゃんもお父ちゃんも、大好きや…なんでお母ちゃんは、ぼくの気持、分かってくれへんねんやろ?ぼく、やっぱり
悪い子ぉなんやろか…」
十二歳の子供は、子供なりに悩む。勲は、泣きじゃくりながら、母に反抗した事を、悔いた。
三ヶ月で家庭教師は、来なくなった。
特別席から、普通席にも戻った。
登とも、仲直りした。
勲は、勉強した。
三学期も終了。
勲の通信簿の算数の〔3〕は〔4〕になった。クラスで七人に送られる《学業精励》も六年間、受賞した。
『指導上の所見』・・・「最近、行動面大変良くなり、仕事(たぶん、教室掃除の事)も積極的にやるようになったが、まだ悪い意味でのボス的な面を出し、自分の意に従わせようとする事がある。身勝手な態度と、自分本位な不平を無くすこと」と、記された。
四月、勲は中学に上がった。
この三年間の多感な時期、勲の人生は大きく、変わる。


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