「ビョン様」こと!イ・ビョンホン主演「甘い人生」
「ビョン様」こと!韓国俳優「イ・ビョンホン」来日!
主演映画「甘い人生」の記者会見が「伊勢丹」新宿店の
屋上で開催され大挙「500人」もの「報道陣」が集結!
未だ!「韓流ブーム」冷めやらぬ?といったところか?
【ビョン様熱気ムンムン会見…主演映画「甘い人生」】(サンスポ.com)
愚図愚図と酔いしれて…【092】
有沢には以前から、英語の家庭教師が付いていた。勲は、二学期から母が算数の家庭教師を付けた。これが勲は、苦痛だった。「何で学校以外で勉強せなあかんねん!」そんな母への反抗心が、勲の胸の内に芽生え始める。
週二日、他所の小学校の教諭が夕方、勲の家にやって来る。このシステムに勲は、反感を覚える。西山という教諭が、学校でどんな評価を受けているのか?家庭教師というアルバイトをしてもいいのか?月謝はどの位なのか?
勉強は、玄関を上がった三畳間の勲の勉強部屋ではなく、来客を泊める二階の奥の間。
家庭教師が来ると母は、丁寧に挨拶し、勉強が始まる前に、高価なお茶や和菓子、母特製のミックスジュースなどを出す。そして、勉強が終わると、寿司や鰻丼などの夕食を出す。これが勲は気に入らない。「なんで月謝を払うてるのに、そんなペコペコせなあかんねん!お母ちゃんらしない!」
二時間の勉強に、熱が入らない。おまけに西山は、クソ真面目な上に、口が臭い。顔色が悪い。教え方が下手など、勲は、自分勝手な難癖を付ける。
「お母ちゃん、ぼく、あの西山先生と気ぃ合わへん」家庭教師が付いて一ヶ月も経たない、ある晩御飯の時に勲は、母に訴える。
「何言うてんのん、この子は。お母ちゃんはなあ、お前の将来の事を考えて、そうしてるんや、そんな事ぐらい、分からんのか?」「分からへん!それに、月謝、勿体ないやんか!」勲は生まれて初めて母に、反抗した。「子供がお金の事、心配せんでもええ!お母ちゃんの言う通りにしてたらええんや!」「いやや!自分の事は、自分で考える!」「生意気な口ききな!」卓袱台の向こうから母の平手が、飛んで来る。ガシャン!卓袱台の上の食器がひっくり返る。「お母ちゃんは、いっつもそうや!ボクが憎いんや!新橋演舞場の時もそうや、砂場で遊んで服汚した時、森田君や小浜君、中島君は怒らんと、ぼくだけ叩いたやんか!なんでぼくだけやのん?お母ちゃんは、ぼくが憎いんや、そうに決まってる!」三つ子の魂なんとやら―で、勲の〝ひがみ根性〟は、あの時、生まれていた。


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