「愛知万博」飲食物持ち込み禁止は「独禁法違反」?
「野球場」などと異なり!「危険物」とはならない!と
瓶・缶類の「飲料」さえも「持ち込み禁止」に対して!
「抱き合わせ販売」にあたるとして「独禁法違反」での
「告発」だそうだが…「改善」されるなら望ましいこと!
【「万博会場への飲食物持ち込み禁止は独禁法違反」と告発】(asahi.com)
愚図愚図と酔いしれて…【084】
夏休み、六年生は和歌山県の高野山へ『林間学校』に出掛けた。
千二百年に及ぶ歴史を持つ、弘法大師・空海が開山した真言密教の聖地。
真言密教とは、読んで字の如く「秘密の教え」。一般には公開されない秘密の教えを含んだもので、一人の師匠に、唯一人の弟子が付いて教えを請う。平安時代、遣唐使で唐に渡って密教を学んだ弘法大師は、密教を体系的に整理し、真言密教を一般の人々に広めた。
高野山は標高九百メートルの山上に、金剛峰寺を含め百十七ヵ寺が集い、一大宗教都市を発展させてきた。
そこにある宿坊の一つ、本覚院で二泊三日の林間学校が行われる。希望者だけの参加なので、一クラス十人前後で総勢五十名足らず。
南海電鉄・大阪難波駅から南海高野線で極楽橋、そこからケーブルで高野山駅まで約二時間。勲と村瀬登は、ライオン先生と教頭に監視されて、四人掛けの席に封じ込められている。
「藤田、余計なこと考えるなよ!」と、ライオン「電車の中で何が出来る…」心で勲は、呟く。「杉山先生、林間学校ですから、もっとおおらかに」さすがは教頭…勲はライオンの目を見る。笑っているが、目に厳しさが窺える。
実際、勲はこの林間学校で悪戯をする気など、全く考えていない。というのも勲は、神社仏閣が好きなのだ。
勲の父母は、祖父母の月命日には必ず勲と上の兄を墓参りに連れて行く。墓参りそのものを勲が、好きなのではない。ただ家に居るより、外出がしたい。そして、墓参りには兄との秘密を確かめる楽しみがある。
ある墓参りの時、勲が「兄ぃちゃん、お金埋めとけへん?」と提案した。「どういう事や?」「おじいちゃんと、おばあちゃんのお墓の裏に、五円玉埋めんねん」「なんでや?」「そうしといたらなぁ、次に来る時、お金が有るかどうか、楽しみになるやん!」
墓石に水をかけ、線香を焚いて合掌。父母はバケツを持って、墓を後にする。勲は兄と一緒に手早く五円玉を、こっそり墓の裏に埋める。
次の墓参りの際、勲は五円玉が無事だったことに、何故か、興奮した。そして、墓参りが好きになった。


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