「101回目のプロポーズ」中韓合作「第101次求婚」
ドラマ「101回目のプロポーズ」が「中韓合作」として
「リメーク」されたのが…その名も!「第101次求婚」
「浅野温子」が扮した「ヒロイン」を演じるのは!…
「冬のソナタ」の「チェ・ジウ」…一見の価値アリ?
【伝説の月9「101回目のプロポーズ」中韓リメーク】(サンスポ.com)
愚図愚図と酔いしれて…【050】
宇都宮とライトの鈴木は、勲の子分である。毎朝、勲の家に迎えに来る。玄関のベルを鳴らす前に二人は儀式をする。玄関横の柱に祝日に立てる日の丸の竿を入れる、鉄製のコ型をした金具が取り付けられている。その金具に左手の人差し指と中指二本を下から入れ、指を手前にして鉤型を作る。それを手前に三回、引く。その時「な・か・ま」と呟く。これが勲の考え出した、儀式だ。
ベルの音に誘われて勲は、玄関を出る。「行って来ま~す!」外に出た勲は、二人に聞く。「儀式、やったか?」二人は頷く。勲は右手の人差し指と中指を立て、唇に当ててその指を金具に、そっと触れる。「行こか…」これで、朝の荘厳な儀式は終わる。西の角を左に曲がったところで、勲は、ランドセルと上履きの袋を、二人の子分に手渡す―。こんな光景を母に見つかったら、どうなることやら。
三球目、四球目はボール。ツーストライク、ツーボール。宇都宮が又、勲の方に視線を遣る。勲は、右腕の拳を二回振る。五球目はド真ん中、宇都宮は、思い切りバットを振る。「アホ!」「三振、バッターウォ~ッ!」「ほら見てみい…」捨て台詞を残して大蔵は、バッターボックスに向かう。「じんけやみのつう!お前なんでバントせえへんかってん!」「そやかて藤田、右手、二回振ったやんけ…」「そんなサイン、作ってえへんやろ!行け行け言うこっちゃ!ボケ!」「……」ウワ~ッ!」三組の応援席で歓声が上がる。大蔵がレフト・センター間を深々と破るヒットを放った。一塁ランナーの俊足、中村が長躯ホームイン、打った大蔵もセカンドベースを蹴って、サードへ。タイムリー三塁打だ。「キャ~ッ!」操も応援席で跳び上がっている。「クソ~ッ!大蔵、ええ恰好しやがって…」ライバル心、丸出しの勲、四番バッターの面目に懸けても、ここで打たねばならぬ。
気負ったせいか、勲、空振りの三振。続く酒井はセカンドフライで、スリーアウト。
回は進み、最終七回の表、1対0、三組リードで既にツーアウト、カウント2―2、ランナー無し。勲、振りかぶって、ド真ん中への速球。「三振、バッターウォ~ッ!」
1対0の完封勝ち。しかし、シャットアウトした勲より、1打点をあげた大蔵の方に熱い視線が送られる。「お前ら野球知らんのか!野球の基本は、守備なんや…」


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