超長編!イタリア映画「輝ける青春」6時間06分!
「6時間06分」というイタリアの「超」長編映画!…
「輝ける青春」が「東京」でも「7月9日」公開予定!
「入場料」は…3800円!…「上映時間」で割ると!
「買い得」ではあるのだが?興行成功!と成るや否や?
【6時間映画今夏公開!欧州では大好評のイタリア映画】(サンスポ.com)
愚図愚図と酔いしれて…【051】
決勝戦は一組対三組。ライオン対ホルモンだ。三組が先攻、トップバッターの中村は、先の試合同様、ファーストストライクをライト前、ヒット。「あいつを仲間にしといたら良かったんや」二番、宇都宮が勲を見ながらバッターボックスに入る。勲は、プイと横を向く。無視だ。又、三組の応援団席が姦しい。宇都宮が三塁前に、セイフティーバント。虚をつかれたサードは、焦ってボールを弾く。一、二塁オールセーフ。「じんけ、やったら出来るんや…次は大蔵かぁ…」前の試合で唯一打点を叩き出した、ヒーローだ。又も初球を狙い打ちした大蔵の打球は、サードゴロ。5―4―3のダブルプレー…と思いきや、セカンドの宇都宮だけがフォースアウト。ワンアウト、一・三塁、勲は、胸に秘める思いを抱きながらバッターボックスに入る。「前の試合は、三タコや…ここでええとこ見せんと四番の恥や…操ちゃんにも、ええとこ見せんと…」「ストライクォ~ッ!」主審は、まだライオンだ。「先生、ボクまだ構えてません!」「バッターボックスに立ったら、オンプレーや!」大体、敵チームの担任が主審を務めること自体、おかしいと勲は思う。磐田先生の方を見遣る。「ストライク、ツーォワ!」又、余所見の間に、ツーストライクを取られる。もう、頭に来た。勲はピッチャーを睨み付け、バットのグリップに力を込める。
三球目、外角にボールは向かって来る。勲は外角の球をレフトに引っ張るのが得意だ。大蔵は「外角は右に流し打ちすんのが、基本や」と、常識論をぶつ。「常識で野球やって何がオモロイんじゃ!」外角球をバットの先で、思い切り引っ張る。ボールはレフト方向にグングンと延びていく。サードから中村ホームイン、大蔵はセカンドベースを回る。ボールはレフトの頭上を越え、転々として花壇の中に吸い込まれる。大蔵ホームイン、勲はセカンドを蹴って、サードへ。左翼手は花壇の中のボールを捜している。その様子を確かめて勲は、サードを回る。ボールをやっと見つけたレフトが、ホームへ投げる。時すでに遅し、勲、ホーム生還、先制のスリーラン。
ボールは三組の花壇に入ったのだ。おじぎ草が、おじぎする。応援席の操が、万歳を繰り返している。


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